平凡社ライブラリー
近代日本の文学空間―歴史・ことば・状況

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  • サイズ 文庫判/ページ数 451p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582764994
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

内容説明

前田愛は文学を「都市」や「読者」といった新たなメディア空間で捉えなおした。そうした革命的な研究対象や方法は、それまでの文芸批評を超えたカルチュラル・スタディーズの先駆であった。いまなお多くの人びとに影響を与え続ける前田の魅力を満載した一冊。

目次

明治歴史文学の原像
『パミラ』と『梅暦』
柳北「航西日乗」の原型
戯作文学と『当世書生気質』
露伴における立身出世主義
『一国の首都』覚え書
東ベルリンの「舞姫」
暗喩としてのスラム
『高野聖』
幕末・維新期の文体〔ほか〕

著者等紹介

前田愛[マエダアイ]
1932年、神奈川県藤沢市生まれ。東京大学文学部国文学科卒業、同大学院博士課程修了。幕末・維新期から現代までの幅広い文学を扱い、文芸批評のみならず、歴史学や社会学など、多くの分野に影響を与え続けた。1987年没
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

甲斐シュンスケ

1
積ん読解消。明治時代に成立した文学、それらを取り囲んできたもの、その要素から、日本の探偵小説を見る視点はかなりありなんじゃないか?と思った。乱歩、横溝にも読み取れる問題系がある、気がする。 コーネル大の前田愛文庫気になる。2016/05/21

あだこ

1
博覧強記ということばはなんとなくふさわしくない、落ち着いた、しかし目的性と確かな知識が感じられる論集。しかもこれらがだいたい40代の頃に書かれたというのがすごい。2009/08/02

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