内容説明
世阿弥以来、多くの先達が一曲一曲の型附や、あるいは一子相伝として文字や言葉を使って、曲のイメージや約束ごとを伝えてきた。この写真集は視覚を通してその曲その曲の面、装束、型、そして風を、総合的に後世に伝える新しいかたちの「伝書」となるであろう。
目次
翁
葵上
蘆刈
安宅
安達原(黒塚)
敦盛
安倍晴明
海士
嵐山
碇潜〔ほか〕
著者等紹介
梅若六郎[ウメワカロクロウ]
能楽師。1948年、55世梅若六郎の嫡男として生まれる。本名、善政(よしまさ)。51年、「鞍馬天狗」子方にて初舞台。79年、梅若六郎家当主を継承する。83年、551年ぶりに「大般若」を国立劇場で復曲。88年、56世梅若六郎を襲名。新作能、復曲などに精力的に取り組むとともに、流儀を超え、能の発展に努め、海外への能の普及にも寄与する。芸術選奨文部大臣新人賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞、日本芸術院賞、ほか受賞多数
高橋昇[タカハシノボル]
写真家。1949年、北海道に生まれる。77年、開高健のアマゾン行きに同行撮影し、釣り紀行写真集の名作『オーパ!』以後、『オーパ・オーパ!』シリーズ(集英社文庫)で世界を廻る。第14回講談社出版文化賞受賞
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