平凡社ライブラリー<br> 米中関係のイメージ

平凡社ライブラリー
米中関係のイメージ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582764482
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0331

内容説明

ニクソン米大統領訪中から三〇年―。太平洋をはさんで朝鮮半島とインドシナ半島で対峙し、歴史的和解にいたったドラマに、米中両国民の相互イメージはいかなる役割を果たしたのか。グローバル時代を主導する二つの大国、米中関係の過去と未来を描く。

目次

第1部 米中関係の歴史的形成(一九世紀のアメリカと中国;帝国主義国家としてのアメリカ ほか)
第2部 米中反日体制の変転(道徳外交の挫折;アメリカ対中援助の始まり ほか)
第3部 敵対期のアメリカと中国(朝鮮動乱;米中関係の凍結 ほか)
第4部 グローバル化時代の米中関係(敵対から和解へ;文明の多様性)

著者等紹介

入江昭[イリエアキラ]
1934年、東京生まれ、ハーバード大学教授。57年、アメリカ・ハバフォード大学を卒業し、ハーバード大学大学院歴史学部に入学。61年、Ph.D.を取得。ハーバード大学講師、カリフォルニア大学助教授、シカゴ大学教授を歴任。アメリカ外交史を専攻し、アメリカ政治学会会長、同歴史学会会長をつとめた。69年、「平和的発展主義と日本」を『中央公論』に発表し、70年、吉野作造賞を受賞。アメリカを拠点に、国際関係、国際政治、歴史、文明論など多岐にわたる研究、評論活動を展開している。早稲田大学客員教授。大仏次郎論壇賞選考委員
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感想・レビュー

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(ま)

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めまぐるしく変転する相互イメージの観点からの米中関係史、ニクソン訪中まで2021/01/24

Tetsuya Noguchi

0
米中関係史について両国民や両政府の相互イメージを軸に論じた本。18世紀後半から1965年までを主に扱っている。その後については、増補版として2002年までが付け加えられている。そういう背景もあり、1965年までの記述は非常に緻密。 毛沢東以降の米中関係史を語るのに、鄧小平の改革開放や、1989年6月4日の天安門事件に触れずして記述する事はいかがなものか。 入江氏はそれらの問題を完全に無視し、米中関係の人的交流の深化、国益主体の時代から普遍的価値が重要になる時代といったリベラル観丸出しの記述を展開。2017/11/18

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