内容説明
世界で唯一元号を採用し、婚姻の相性や暦の本による日常行事の吉凶など、長い歴史のなかで、日本的伝統としてわれわれの日常生活に融け込んできた陰陽道。為政者たちはこれをいかに利用してきたのか。われわれはこれをいかに縁としてきたのか。陰陽道の発生から現代に至る残影までを、平易に、刻明に説いた通史入門の決定版。
目次
第1章 陰陽道の起源と日本への伝来
第2章 祥瑞と災異
第3章 神仙と冥府
第4章 王朝貴族と陰陽道の名人たち
第5章 易に心酔した政治家
第6章 栄枯盛衰の世と予兆思想
第7章 山伏と陰陽道
第8章 密教と陰陽道
第9章 鎌倉武士と陰陽道
第10章 宮廷陰陽道の没落と民間陰陽道の発展
著者等紹介
村山修一[ムラヤマシュウイチ]
1914年、大阪府生まれ。文学博士。京都大学文学部史学科卒業。京都女子短期大学、大阪女子大学、愛知学院大学などの教授をつとめた
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