内容説明
席主・北村銀太郎の本来の仕事は、大工の棟梁。仕事の合い間に寄席に通い、娘義太夫を聞き、遊廓に遊ぶ道楽者。明治・大正・昭和を通して遊び抜いた、“新宿の大旦那”の気っ風の良い、色気のある人生を見習いたい。
目次
1 荒木町
2 寄席
3 初恋
4 新潟
5 建筑稼業
6 遊廓
7 大震災
8 六三亭
9 五代目左楽
10 戦争へ
11 戦後
著者等紹介
冨田均[トミタヒトシ]
1946年、東京生まれ。高校卒業後、映画制作にたずさわり、「ガラスと鏡」はモントリオール国際映画祭優秀賞を受賞。高校時代以来の「東京散歩」もいまや第10次になる。著書には、“東京三部作”と呼ばれる『東京徘徊』(少年社)、『私を愛した東京』(筑摩書房)、『住所と日付のある東京風景』(新宿書房)のほか、『東京映画名所図鑑』(平凡社)、『乱歩「東京地図」』(作品社)、『東京私生活』(作品社)などがある
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