内容説明
暮らしと祈りの音楽。バッハのカンタータと民謡で綴るドイツの自然と生活の歓び。
目次
新年(バッハの四季;ドイツの冬 ほか)
春(兎が運ぶ復活祭の卵;旅立つ若者 ほか)
夏(夏至の火祭、泉の祭;「主よ、人の望みの喜びよ」 ほか)
秋(秋の月;マリアの三十日 ほか)
冬(初雪;宗教改革記念日 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
5
これも、ここで紹介された本。バッハの四季というタイトルより、ドイツ音楽歳時記というサブタイトルの方が内容とあっていると気付いた時には、秋の章になっていた。ドイツ民謡、キリスト教に関わる○○の日、ホワイトアスパラガスやクリスマスのお菓子、オクトーバーフェストなど、ドイツの日常に根付いたこと、ものが書かれている。カンタータの説明もあり、なかなか優れものだと思った。2017/01/28
shiro
1
キリスト教暦に密接に結び付いた生活は日本人にはあまり馴染みがないが、筆者の留学体験も交えて語られていてなかなか面白い。だが歴史の専門家ではないせいか歴史記述には幾つか間違いも。2019/03/02