内容説明
十九世紀末から二十世紀初頭の世紀転換期に、多領域にわたって明察を展開したG・ジンメル。繊細な感受性が見事に発揮された「廃墟」からエロティックな領域に踏み込む「冒険」まで十二篇、「エッセイ」という形をとった感覚的思考の魅力を最適の訳者が精選したオリジナル・アンソロジー。尽きせぬ思考の泉をたたえたジンメルのエッセイを達意の訳文によりこの一冊に集約する。
目次
廃墟
把手
アルプス
橋と扉
風景の哲学
ベックリンの風景画
フィレンツェ
ヴェネツィア
額縁―ひとつの美学的試論
シェテファン・ゲオルゲ―芸術哲学的考察
大都会と精神生活
冒険
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