平凡社ライブラリー<br> 朝鮮近代史 (増補新訂)

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朝鮮近代史 (増補新訂)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 469p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582762679
  • NDC分類 221.05
  • Cコード C0322

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

2
排外に一度は成功した大院君が改革派としても国王の父というのは(島津久光に似ている)立場が弱く、閔妃と対立して清・日本の闘争を巻き込むことになった。農民闘争を著者は重視するが、生産関係の改善という根本課題は商業資本の発達なくしては不可能だろう。閔妃暗殺に手引きがなかったはずはないし、下からの改革派である独立協会を弾圧したのは日本の影響下と言っても。近代軍の威力もさることながら天主教と綿が動因となっている。併合に「人民の反対」があり経済侵略があったというが自決で抗議したり「満州に移って抵抗」では一般人ではない2013/09/15

人民の指導者

1
下関に行く電車の中で読んだ。甲午農民戦争に始まる民衆運動に焦点が当てられており、意外にも、教科書的な韓国史とは違う視点を身につけることができた。2011/09/27

amanon

1
左翼系の学者が書いたと言うだけあって、朝鮮近代史の中でも、特に民族運動、解放運動の歴史に重点が置かれているのが特徴か。しかもその叙述がかなりダイナミックなものなので、読んでいるうちにちょっとした興奮さえ味わった。また、戦前の時点で在日朝鮮人と連帯して戦おうという日本の左翼系学生が少なからずいたという事実には、戦前の韓国朝鮮にとっての日本というのは、決して負の歴史ばかりを負っているわけではなかったということが分かって、ちょっとホっとした気がする。2009/01/15

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