内容説明
ふるさと四川をふりだしに重慶~上海~台湾~香港と渡り歩いてコック修業、「ちょっとのつもり」でやってきた陳建民とともに「麻婆豆腐」も上陸した。日本じゅうに四川料理が広まるまでの、愛情たっぷり料理人生。
目次
母とふたり故郷を出る
偸精学芸のはじまり
京川飯店で
貿易商売と結婚
鴉片を作る
コックに戻る
揚子江を下って
南京のお店
上海にて
台湾へ
海鮮のこと
香港で
阮じいさんの占い
運命の日本へ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
19
戦後日本に麻婆豆腐や回鍋肉等の四川料理を広めた陳建民氏の自伝。四川省からの少年の料理人からスタートして長江沿いに上海まで店を転々としたのみならず台湾や香港にも流れて日本まで至るとまさにさすらいの人生を送っている。中華料理専門の学校創設にも尽力しているし、この人がボタンのかけ違いで日本に来ていなかったら日本の中華料理の普及は遅れていたんだろうと思う。2022/07/03
ひろ☆
3
料理の鉄人、陳 建一の父。四川料理の神様、陳 建民の自伝。日本で麻婆豆腐が食べられるのは、この人のおかげだったのか。2013/06/13
kayoshi
0
★★★★・ 2006/10/15