内容説明
２０世紀がまもなく終る。戦争と平和、飢えと飽食、全地球におよぶ環境破壊…。激動の時代を生きる多くの国々の、さまざまな階層・職業の人びとが書いた「２１世紀へ届ける手紙」５２通。新しい世紀になにを託すか？いまなにをすべきか？人類と地球のために。
目次
１ 僕たちはここにいる（話しかけ、教えてください）
２ ２０世紀から（２１世紀が直面する諸問題；世界が存在する限り、希望がある；第３世界２１世紀の切札；バッファローの物語；３つの問題提起とその解決策；２０世紀からバントタッチ；遺産の継承と確立；緑のなかを子供たちが；政治的対立の解消と環境保護；科学技術によって人間は健康になったか ほか）
３ みんな地球市民（社会は１個の有機体；ナショナリズムとインター・ナショナリズム；富の分配、人口、環境；コミュニケーションと創造的活動が可能な社会；話し合いたい５つのテーマ；キーワードはコミュニケーション ほか）
４ ２１世紀へ（２１世紀のチャレンジ；個人の時代；世界規模の経済；重要な役割を果たす国々；愚かさに学べ ほか）
５ ２１世紀からの手紙（ある日の少年）
感想・レビュー
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Minoru Takigawa
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1970年、大阪でバンコク博覧会が開催された。岡本太郎の太陽の塔、三波春夫の歌うテーマ曲「世界の国からこんにちは」・・・、日本が進歩と調和をテーマに、１つ前へと進んだイベントであった。このとき、会場で、未来の自分へ宛てた手紙を書こう、という企画が行われた。ごく普通の生活から、いくつかの手紙が発信されている。その時々の、書き手の願いが、とても大切に思われる。 2014/04/12
