内容説明
近代のルネサンスに先立って中世のルネサンスがあった。「12世紀ルネサンス」を主導し、古典古代の学知、とりわけプラトンを援用しつつ創造論や自然観を革新したシャルトル学派の多彩な業績。全11篇本邦初訳。
目次
詩集(シャルトルのフルベルトゥス)
プラトン註釈(シャルトルのベルナルドゥス)
ボエティウス デ・ヘブドマディブス註解(ギルベルトゥス・ポレタヌス)
宇宙の哲学(コンシュのギヨーム)
プラトン・ティマイオス逐語註釈(コンシュのギヨーム)
六日の業に関する論考(シャルトルのティエリ)
ヘプタテウコン(七自由学芸の書)(シャルトルのティエリ)
コスモグラフィア(世界形状誌)(ベルナルドゥス・シルヴェストリス)
メタロギコン(ソールズベリーのヨハネス)
創世記についての小論考(アラスのクラレンバルドゥス)
アンティクラウディアヌス(アラヌス・アブ・インスリス)