内容説明
文化を解読する鍵を、文学・美学・宗教・哲学の知に探る。
目次
文学史におけるアレゴリー
(アレゴリーの歴史における連続性;アレゴリカルな混淆;アレゴリーと宇宙;アレゴリーと時間;アレゴリーとコーラム)
徳の精神史―〈節制〉を中心に(ソフロシュネの生成;プラトンとアリストテレス;ヘレニズム世界からローマへ;キリスト教的西欧における継受;枢要徳の図像学)
文学における象徴と象徴主義(象徴主義文学運動の展開;文学史用語としての象徴主義)
哲学におけるメタファー(基根メタファー理論;哲学におけるカテゴリーとメタファー;限定された領域における認識のメタファー)
宗教におけるメタファー(宗教における一次的イメージ;宗教におけるメタファーの発見;メタファーへの神学による接近;近代の宗教思想におけるメタファー)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
1
アンガス・フレッチャーの名前くらいか、知ってるのは。高山宏の名前があるとおり、マニエリスム的な内容。マニエリスムと言ったが、よくわかっていないのだ、俺は。読んでみてもちんぷんかんぷん。…って評価をくだせるほど読み込んでないんだけどね。すまぬ。収穫としてはミシェル・フーコーの友人だったっつー、歴史家ポール・ヴェーヌの『ギリシア人は神話を信じたか』を知れたこと。これはチェックしよかな。そいと、ポール・リクールの名前がちらほらしてたのも印象的。こう見るとリクールの評価は高いのやなと、改めて思ったりなんてして。2025/06/17
まどろみ
0
ファンタジー世界の構築と見立ての関係がわからないかと思ったのだけど、古かったかも。詩とはまた違うし2011/12/24