内容説明
現代ソ連を代表する文芸学者であり、〈ペレストロイカ〉のシンボル的存在である著者が、人間・自然・文化について深い経験とゆたかな思索を伝える。現在推し進められている〈改革〉の背後から全人類にむけて発せられた、小声だが、しかも熱っぽい良心の呼び声。
目次
小さなことのなかの大きなこと
青春こそ人生のすべて
いちばん大きなこと
最大の価値は生きること
目的と自己評価
陽気であってもこっけいであってはならない
ひとは知的でなくてはならない
真の教養とは
悪影響と好影響
気持ちよく議論をたたかわす能力
失敗にも芸術がある
話し方
演説の仕方
書き方
読書好きであれ
旅にいでよ
こころのふるさと
芸術の理解
芸術における人間的なるもの
ロシアの自然
ロシアの風景画
他の国々の自然
芸術記念碑のアンサンブル
庭園
ロシアの自然とプーシキン
記憶について
文化の記憶
わたしたちの町や村の美しさに気づく能力
いま一度、過去の記念物について
言語芸術とフィロロジー