内容説明
『中国出版文化史』からほぼ十年、日本現存漢籍の調査にもとづくその後の新たな知見をふまえ、明代の出版がたどった軌跡を通じて学術の変容をたどる第一部。異質なものと見える陽明学と考証学、その最深部に通底するエートスを、文献を博捜して犀利に解明した第二部。「文化の雅と俗」から「六経皆史説の系譜」まで全十篇、明末清初を焦点として、明清五百余年を総合するユニークな試み。詳細な索引を付す。
目次
第1部(文化の雅と俗;明代前半期の出版と学術;明代活版考;明末の出版統制;明末の避諱をめぐって;出版の明末清初)
第2部(漢学の成立;復社の学;樸学の背景;六経皆史説の系譜)
著者等紹介
井上進[イノウエススム]
1955年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、名古屋大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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