道徳的責任廃絶論―責めても何もよくならない

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道徳的責任廃絶論―責めても何もよくならない

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  • サイズ A5判/ページ数 544p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582703726
  • NDC分類 154
  • Cコード C0012

出版社内容情報

科学的世界像を真剣に受け止める「自然主義」の立場から「道徳的責任」の不可能性とその廃絶を訴える。同時に「自由意志」の両立論を支持するユニークな立場を打ち出した必読の書、遂に刊行!

■目次
まえがき 
第一章  道徳的責任 
第二章  道徳的責任反対論の根本論証 
第三章  自由意志を道徳的責任から救出する
第四章  階層的自由意志と自然的本人性 
第五章  すき間〔ギャップ〕の中に道徳的責任を求める 
第六章  責任を引き受ける 
第七章  自ら作り上げた自己に対する責任 
第八章  道徳的責任の利益は幻想である 
第九章  性格の瑕疵〔かし〕と非難の瑕疵 
第一〇章 道徳的責任の否定からは何が帰結しないか
     ──道徳的責任なしで道徳的に生きる 
第一一章 道徳的責任のシステム 
第一二章 論点先取による道徳的責任擁護論 
第一三章 道徳的責任は敬意を促進するか? 
第一四章 究極の責任なき創造的作者性〔オーサーシップ〕 
第一五章 道徳的責任なき世界 
第一六章 道徳的責任の根絶は可能か? 
訳者あとがき(木島泰三)
文献 
索引

■著者 ブルース・N・ウォーラー(Bruce N. Waller)
1946年生まれ。現代アメリカの哲学者。2023年に逝去。1990年から2019年までオハイオ州立ヤングスタウン大学教授。著書に、哲学・倫理学の入門書等多数あり、本書『道徳的責任廃絶論』Against Moral Responsibility のテーマ(自由意志と道徳的責任)を準備するものとして、道徳的責任なしの自由意志を論じたFree Will without Moral Responsibility (Temple Universi? Press,1990)、自然主義的自由意志論としてのThe Natural Selection of Autonomy (SUNY Press, 1998)、本書のテーマをさらに掘り下げたものとして、道徳的責任のシステムを取り上げたThe Stubborn System of Moral Responsibility (MITPress, 2014)、自由意志概念の自然的自由意志への「修復」を訴えるRestorative Free Will: Back to the Biological Base (Lexington Books, 2015)、刑罰制度の不正義を論じたThe Injustice of Punishment (Routledge, 2018) これらのテーマのより深い視座からの考察と言えるFree Will, Moral Responsibility, and the Desire to Be a God (Rowman &Littlefield, 2020) がある。本書が初の邦訳である。

内容説明

科学的世界像を真剣に受け止める「自然主義」の立場から「道徳的責任」の不可能性とその廃絶を訴える。同時に「自由意志」の両立論をも支持するユニークな立場を打ち出した―必読の書、遂に刊行!

目次

第一章 道徳的責任
第二章 道徳的責任反対論の根本論証
第三章 自由意志を道徳的責任から救出する
第四章 階層的自由意志と自然的本人性
第五章 すき間の中に道徳的責任を求める
第六章 責任を引き受ける
第七章 自ら作り上げた自己に対する責任
第八章 道徳的責任の利益は幻想である
第九章 性格の瑕疵と非難の瑕疵
第一〇章 道徳的責任の否定からは何が帰結しないか―道徳的責任なしで道徳的に生きる
第一一章 道徳的責任のシステム
第一二章 論点先取による道徳的責任擁護論
第一三章 道徳的責任は敬意を促進するか?
第一四章 究極の責任なき創造的作者性
第一五章 道徳的責任なき世界
第一六章 道徳的責任の根絶は可能か?

著者等紹介

ウォーラー,ブルース・N.[ウォーラー,ブルースN.] [Waller,Bruce N.]
1946年生まれ。現代アメリカの哲学者。2023年に逝去。1990年から2019年までオハイオ州立ヤングスタウン大学教授。著書に、哲学・倫理学の入門書等多数

木島泰三[キジマタイゾウ]
1969年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学。現在、法政大学他で非常勤講師。博士(文学)。専門はスピノザおよびホッブズを中心にした西洋近世哲学。現代の自然主義的人間観や進化論の受容史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サンライズ

2
非常に有意義な本だった。「罰」というものの実体、罰は何故有害なのか、罰することを捨てて我々は過ちというものにどう向き合うべきかについて多くの学びが得られた。社会制度として刑罰が廃止される日はあまりにも遠そうだが、個人としてはこの本で説かれている通り、自分自身過ちを犯しながら生きている身として、過ちの背景に向き合い、人を過ちに走らせる諸原因に気を遣う生き方をしたいという気持ちになった。2025/04/26

Go Extreme

1
道徳的責任:自由意志 道徳判断 罰と賞賛 自己評価 倫理規範 意思決定 社会契約 道義的義務 人間関係 自律性 道徳的評価 行動の正当性 道徳的義務 自由意志:決定論 リバタリアン理論 両立論 自動性 意識と無意識 行動選択 進化論的視点 責任の基盤 意図の形成 自己統制 道徳的選択 否定論の主張:因果の連鎖 環境要因 認知的制約 社会的背景 罰の正当性 道徳的錯覚 責任の再構築 個人の限界 道徳的自由 社会的影響:犯罪政策 教育倫理 文化的要因 公正な評価 敬意と信頼 倫理的実践 責任の変容 道徳的進化2025/03/12

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