トーラーの名において―シオニズムに対するユダヤ教の抵抗の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 424p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582702873
  • NDC分類 199.02
  • Cコード C0016

目次

第1章 いくつかの指標
第2章 新しいアイデンティティー
第3章 “イスラエルの地”、流謫と帰還のはざまで
第4章 武力行使
第5章 協調路線の限界
第6章 シオニズム、ショアー、イスラエル国
第7章 破壊の予言と存続のための戦略

著者等紹介

ラブキン,ヤコヴ・M.[ラブキン,ヤコヴM.][Rabkin,Yakov M.]
1945年、旧ソ連レニングラード(現サンクト=ペテルブルク)生まれ。レニングラード大学で化学を専攻、モスクワ科学アカデミーで科学史を学ぶ。1973年以来、カナダ、ケベック州モンレアル(モントリオール)大学で歴史学を講じる(現在、同大学教授)。科学史(とりわけSTSの観点から)、ロシア史、ユダヤ史を専門とする。2008‐09年に二度、日本に滞在し、東京大学大学院人文社会系研究科、同志社大学一神教学際研究センター(CISMOR)などで、シンポジウム、公開講座、研究会などを精力的にこなした

菅野賢治[カンノケンジ]
1962年、岩手県生まれ。パリ第10(ナンテール)大学博士課程修了。一橋大学法学部助教授、東京都立大学人文学部准教授を経て、東京理科大学理工学部教授。専門はフランス語フランス語圏文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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lilysX

2
イスラエルを知るために2013/09/16

メルセ・ひすい

2
13-102赤41 要併読書あり ★5  『ヤダヤ人の起源』・ラブキンは現在のイスラエルにおいて、ユダヤ教の立場からなされるシオニズム批判に焦点を当てている。真摯なユダヤ教徒にとってシオニズムは神を裏切るものであり、ユダヤ教史上最大の敵である。とする…政治的公正の風向きの変化で危うさが目立つ国、イスラエル。シオニズムのユダヤ教僭称、キリスト教のシオニズム化で道義的検証を免れてきた軍事パワー。これを神への反逆と告発するユダヤ教思想の諸潮流を照射する。                       2010/06/14

orangepelican

1
ユダヤの立場から見たシオニズム。パレスチナ問題を知る上で必須と思い読みました。訳本ということもあってか、大変に読みづらく、時間がかかってしまいましたが、読んで良かったと自信を持って言える書です。ユダヤの中におけるシオニストについてこれだけ書かれている本に初めて出会いました。パレスチナ問題に興味があるならご一読あれ。2014/09/17

うえの

1
多くの人はパレスチナ問題をユダヤ人対パレスチナ人の紛争だと考えがちだ。しかしユダヤ人という概念自体が不思議なもので、この言葉の中に様々な立場の人が含まれている。ユダヤ教徒とシオニスト、それにイスラエル人などなど、そもそもユダヤ人という概念が曖昧で複雑なものなのだ。ユダヤ人という漠然とした一括りを解体し、「トーラーの名において」、イスラエルという国に立ち向かう人々を解説している名著である。2012/02/09

たぬき

1
19世紀 歴史とは政治国家2010/06/03

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