内容説明
『啓蒙の弁証法』に次ぐアドルノとホルクハイマーの第2の共著。アメリカ亡命からドイツに帰国した二人が、ドイツ哲学とアメリカ社会学を批判的に結合し新たな社会哲学の課題を提示する。
目次
社会学と哲学
イデオロギーと行為
文化と管理
偏見について
修正された精神分析
ショーペンハウアーと社会
ショーペンハウアーの現代的意義
二番煎じの迷信
半教養の理論
理性の概念によせて
社会学と経験的研究
社会学のカテゴリーとしての静学と動学
著者等紹介
アングラオ,クリスティアン[アングラオ,クリスティアン][Horkheimer,Max]
1895~1973。シュトゥットガルトの実業家の家に生まれ、1925年にフランクフルト大学で、カントの『判断力批判』に関する論文で教授資格取得。30年フランクフルト大学の社会哲学正教授兼社会研究所所長となり、機関誌『社会研究』を編集発行。33年以降ナチスの弾圧を避け、ジュネーヴ、ロンドン、パリ、ニューヨークに研究所を移しながら、アドルノ、ベンヤミン、フロム、マルクーゼなどと共同研究を継続する
アドルノ,テオドール・W.[アドルノ,テオドールW.][Adorno,Theodor Wiesengrund]
1903~69。フランクフルトのユダヤ系の商家に生まれ、1922年からフランクフルト大学で哲学・社会学を学び音楽批評を始める。ナチス台頭の時代、哲学、社会、芸術に関する批判的な著作活動を開始。38年アメリカに亡命するが、49年ドイツに帰国し、フランクフルト大学の哲学・社会学教授、後に同大学の社会研究所所長となる
三光長治[サンコウナガハル]
1928年生まれ。埼玉大学名誉教授。ドイツ文学・哲学・音楽
市村仁[イチムラマサシ]
1919年生まれ。埼玉大学名誉教授。ドイツ文学
藤野寛[フジノヒロシ]
1956年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科教授。ドイツ哲学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柳田
ぷるぷる
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- 和書
- 朝日歌壇 〈’87〉