出版社内容情報
日本と韓国の間に横たわる4つの歴史問題に、ナショナリズムを超えたまったく新しいアプローチで取り組む大胆な提言。
内容説明
日韓の不信が生む悪循環を脱し、自省と寛容による和解をさぐる。韓国からの呼びかけ。
目次
第1章 教科書―「誇り」から「責任」へ(日本の「反省」と新しい歴史教科書をつくる会;反省する戦後日本 ほか)
第2章 「慰安婦」―「責任」は誰にあるか(「慰安婦はなかった」のか;日本政府の対応と「女性のためのアジア平和国民基金」 ほか)
第3章 靖国―「謝罪」する参拝(小泉首相の「反戦」の意志;靖国と戦後日本 ほか)
第4章 独島―ふたたび境界民の思考を(ふたつの独島ものがたり(一)―近代以前
所有の政治学―名称・逸脱・植民地 ほか)
第5章 和解のために(近代がもたらした四つの問題;本質主義を超えて ほか)
著者等紹介
朴裕河[パクユハ]
1957年ソウル生まれ、ソウル育ち。高校卒業後渡日、慶応義塾大学文学部を卒業後、早稲田大学大学院で日本文学を専攻し、「日本近代文学とナショナル・アイデンティティ」で博士学位取得。帰国後、世宗大学日本文学科教授を務め、「20世紀日本文学の発見」シリーズを企画・編集し、夏目漱石、大江健三郎、柄谷行人らの著書を翻訳するなど、近現代の日本文学と思想を紹介しながら、民族・帝国・ジェンダーについての関心をもとに、日本近代文学に対する批判的な再解釈を試みてきた。また、民族主義を超えた連帯を模索する韓日知識人の集まり「韓日連帯21」を組織し、多様なメディアに寄稿と発言をつづけながら、韓日間の真の和解のための幅広い活動を繰り広げている
佐藤久[サトウヒサシ]
1951年福岡県生まれ。翻訳家。法政大学ボアソナード記念現代法研究所委嘱研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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