内容説明
戦後思想は「補欠」の思想である!この国の戦後は、自ら戦争を遂行したこと、その「当事者意識」を脱ぎ捨てるところから始まったのではないか?人びとが飛びついたのは、戦って負けたレギュラーのではなく、ベンチの「補欠」の言説ではないか?戦後と現在の根底的な批判を試みる気鋭の論考。
目次
序論(「当事者意識」の欠如;「敗戦後論」をとりあげる理由 ほか)
第1章 「敗戦後論」とその批判(加藤典洋「敗戦後論」;「敗戦後論」批判 ほか)
第2章 「敗戦後論」に見られる諸問題(そのアプローチについて;その実践について)
第3章 戦争と「当事者意識」(問題の所在;「当事者意識」が欠如する様相 ほか)
結論
著者等紹介
伊東祐吏[イトウユウジ]
1974年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。現在、名古屋大学大学院文学研究科博士課程に在学中。専攻、日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- Pola/蒼い涙