内容説明
これがエコロジーの核心だ。エコロジー思想の最新潮流“ディープエコロジー”を紹介し、その先に拡がる地平を照らし出す。地球と人類の未来を考えるための、新しいスタイル。
目次
第1部 環境主義、エコフィロソフィ、人間中心論(『沈黙の春』からディープエコロジーへ)
第2部 ディープエコロジーの影響(ディープエコロジー;普及の謎を解く)
第3部 呼び名としての「ディープエコロジー」(アルネ・ネスと「ディープエコロジー」の意味;「ディープエコロジー」という呼び名の問題点)
第4部 トランスパーソナル・エコロジーに向けて(エコフィロソフィへの一般的アプローチ;トランスパーソナル・エコロジー;トランスパーソナル・エコロジーとさまざまな自己同化)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshi
0
アルネ・ネスの提唱するディープエコロジーの問題点を挙げ、またその哲学に影響を受けた哲学者や概念の分類を行い、マズローのいうトランスパーソナル心理学と合致させトランスパーソナルエコロジーに転換する。 利用価値論と固有価値論の分類は面白く、特に固有価値論の倫理的有情、自己創出、生態系、宇宙的目的と言った倫理の分類は興味深かった。 石には快不快がないから、や自己創出(オートポイエーシス)の在る無しの話や禅(ハイデガー)とガンディ、スピノザの対比も面白い。 ディープエコロジーをより深く理解したい人に良い。2021/01/08




