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内容説明
アランがスピノザを反復する。スピノザ再評価と著者独自の思考の生成とがクリティカルに結合を遂げた幻の処女作。本邦初訳。
目次
スピノザの生涯とその著作
スピノザの哲学
第1章 反省的方法
第2章 神と魂について
第3章 感情と情念について
第4章 人間の隷属について
第5章 理性について
第6章 自由と至福について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
左手爆弾
2
《われわれは「理性」と「正義」とを棄てることができない。これを放棄したら、いまわれわれが見ている通りである。(p.11)》スピノザの徹底的な合理主義体系の中で理性と正義が共存する、それを『知性改善論』と『エチカ』を概観することで平易に提示する。決してわかりやすくはないが、高度に専門的でもない。スピノザをある種の神秘主義であるとする見方もあるが、アランはそれを徹底的に退ける。外部からの、超自然的で奇跡的な救いを待つのではなく、あくまで神を必然的なものとして受け容れ、知解すること。これがスピノザ主義である。2015/05/25
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