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出版社内容情報
春画をテーマとした日本初の博士論文。浮世絵や歌舞伎との関係、中国からの影響、近代の弾圧と復権など、春画・艶本の魅力を一冊で。
内容説明
春画研究による日本初の博士論文、待望の公刊!浮世絵や歌舞伎との関係、中国からの影響、近代の弾圧と復権など、「文化の結節点」としての春画を通観。図版100点以上収録。
目次
第1部 中国と日本春画(日本春画における外来思想の受容と展開;中国養生書と艶本―『黄素妙論』の受容を中心に)
第2部 上方の艶本(西沢一風作『好色極秘伝』考―浄瑠璃段物集・浮世草子との関連;役者利用の艶本―西沢一風作『風流足分船』;「訓蒙図彙」と西川祐信―『色ひいな形』から『百人女郎品定』まで)
第3部 上方と江戸をつなぐもの―祐信絵本と江戸艶本(漢詩と艶本―『絵本寝覚種』から『今様妻鑑』;和歌と艶本―『絵本貝歌仙』から『笑本開謌僊』)
第4部 江戸の春画・艶本―見立ての表現をめぐって(伝統的画題と春画―鈴木春信画「風流座敷八景」考;「忠臣蔵もの」の艶本)
第5部 近現代の春画受容(明治から昭和初期の春画と取締り;昭和から現代における春画受容―出版と展覧会;終論にかえて―大英博物館春画展一部始終)
著者等紹介
石上阿希[イシガミアキ]
1979年、静岡県生まれ。立命館大学文学部卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程修了。博士(文学)。文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)、大英博物館アジア部日本セクション・プロジェクトキュレイターを経て、現在立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員、及び同大学非常勤講師。2010年に「近世艶本総合データベース」を公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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