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出版社内容情報
戦前から昭和30年代頃まで庶民の台所で使われていた道具と家事の記憶。電化製品が普及する前の日本で伝統的に受け継がれてきたエコロジー的な生活の知恵を当時のモノで学ぶ。
内容説明
戦前から昭和30年代頃まで庶民の台所で使われていた道具と家事の記録。電化製品が普及する前の日本で伝統的に受け継がれてきたエコロジー的な生活の知恵を当時のモノで学ぶ。
目次
まな板
七輪
お膳
冷蔵庫
手押しポンプ
板の間
前掛
経木と竹の皮
鰹節箱
荒神様
布袋
甕
天窓
灰
藁・籾殻・風呂敷
マッチ
流し
砥石
米櫃
鋳掛屋
改良竈
鼠入らず
ほうろく
ブリキのバケツ
ちりんちりん
保温の道具
片口と上戸
団扇
別鍋
勝手口
ぬか味噌
釜
台所道具(すり鉢;おろし器;漬物石;フライパン;包丁;ゆきひら;電気釜;竈)
著者等紹介
小泉和子[コイズミカズコ]
1933年、東京生まれ。女子美術大学芸術学部洋画科に学ぶ。1970年から5年間、東京大学工学部建築学科建築史研究室の研究生となり、日本家具・室内意匠史の研究を行う。登録有形文化財昭和のくらい博物館館長。家具道具室内史学会会長。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
45
あった、あった、これ、あった・・・。今でもあるものもあるが、さすがに少ない。特に懐かしいのは、丸い形の食卓。うちでは、中をくりぬいて、そこに円形のストーブのようなものを入れて、鍋物に使っていた記憶がある。親父のアイデアだったのだろう。家族が、丸く円になって囲む。とても、いいアイデアだと思う。2023/06/03
FOTD
24
表紙を見て、昭和の台所用品の図鑑だと思って読み始めたが、図鑑というよりエッセイ集のようなものだった。写真も少ないし、今回の私のニーズには合ってなかった。がしかし、小泉和子さんのファンなので、隅々までしっかり読んだ。 天窓が採光用ではなく、板戸で煙出しと通風用だったとは、初めて知った。昭和のくらし博物館・館長の小泉和子さんの本からは読むたびに刺激をいただける。今回も良い読書時間になった。2023/11/20
遠い日
5
写真を見ながら、実家にあった台所道具や台所の風景を懐かしく思い出しました。おくどさんをまだ使っていたのも少し覚えています。流しはタイル張り。北向きで高い天井には明かり取りと煙出しのための小さな天窓があって、埃がキラキラ舞っている光景が脳裏に残っています。七輪、足つきのまな板、鰹節削り、砥石等々、郷愁に駆られる図鑑です。2023/04/13
mariko
2
小泉和子氏は昭和のくらし博物館の館長さん。 私の通った幼稚園の近くにあったので訪れたことがある。 その時も懐かしくてワクワクした。 この本では、台所用品の一つずつの説明と共にその時代の背景を細かく語ってくれている。 我が家で使っていた東芝の炊飯器も出ていた。 東京、地方の違いや、戦前からの風習では知らないことも多かったので、懐かしいだけでなく、色々知ることができで楽しかった。2023/05/24
kaz
2
さすがに何かの記録でしか見たことがないというものから、確かにかつて見かけたことがあるというものまで、なつかしい生活用品が盛りだくさん。図書館の内容紹介は『七輪、砥石、勝手口、漬物石…。戦前から昭和30年代頃まで庶民の台所で使われていた道具と家事の記録。電化製品が普及する前の日本で伝統的に受け継がれてきたエコロジー的な生活の知恵を当時のモノで学ぶ』。 2023/05/16