コロナ・ブックス<br> ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画

個数:

コロナ・ブックス
ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月14日 01時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 128p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582635195
  • NDC分類 723.389
  • Cコード C0071

出版社内容情報

日本にハマスホイの世界を紹介した第一人者の監修による、本邦初の作品集!

「北欧のフェルメール」とも謳われる、デンマークが生んだ孤高の画家ハマスホイ。
その静謐な画風になぜ人は魅かれるのか?
謎めいた室内画を描き続けた画家の、その隠された魅力に迫る決定版!
国内未発表を含む代表作54点を収録。

◎目次
序章 ハマスホイ コペンハーゲンのスキャンダル
1章 時代のはざまで パリとロンドンに現れたデンマークの異端児
2章 メランコリー 誰もいない風景
3章 静かな部屋 沈黙する絵画

◎コラム
ハマスホイとコレクター 佐藤直樹
ハマスホイが会いたがった人物 ホイッスラー 河野 碧
暗示の絵画?ハマスホイと象徴主義 喜多崎 親
ハマスホイと写真 佐藤直樹
ノルウェーの美術史家アンドレアス・オベールによるフリードリヒの再発見 杉山あかね
ドライヤーとハマスホイ 小松弘

◎監修者
佐藤直樹(さとうなおき)
1965年千葉県生まれ。国立西洋美術館主任研究員を経て、2010年より東京藝術大学美術学部芸術学科准教授。
専門はドイツ/北欧美術史。編著書に『ローマ 外国人芸術家たちの都』(竹林舎、2013年)、
『芸術愛好家たちの夢 ドイツ近代におけるディレッタンティズム』(三元社、2019年)、
展覧会に『ヴィルヘルム・ハンマースホイ─静かなる詩情』(国立西洋美術館、2008年)、
『アルブレヒト・デューラー版画・素描展』(国立西洋美術館、2010年)、
『ヘレン・シャルフベック─魂のまなざし』(東京藝術大学大学美術館、2015年)などがある。

内容説明

デンマークが生んだ孤高の画家ハマスホイ。謎めいた室内画を描き続けた、その静謐さの魅力に迫る決定版!国内未発表を含む代表作54点を収録。

目次

序章 ハマスホイ―コペンハーゲンのスキャンダル
1章 時代のはざまで パリとロンドンに現れたデンマークの異端児(ハマスホイが生きた19世紀末という時代と環境―ベルギー象徴派との親近性;デンマーク黄金期の継承と革新;オランダ黄金期の継承と革新)
2章 メランコリー 誰もいない風景(ローマの陽光と霧のロンドン;どこまでも平行線な風景)
3章 静かな部屋―沈黙する絵画(後ろ姿の人物像の系譜;不気味な室内;誰もいない室内)

著者等紹介

佐藤直樹[サトウナオキ]
1965年千葉県生まれ。国立西洋美術館主任研究員を経て、2010年より東京藝術大学美術学部芸術学科准教授。専門はドイツ/北欧美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

49
私はルノワールのように命と時間を謳歌する様子を描き切る画家が大好きです。それと同時に、世界や心に存在する不穏さにも愛情を持ちます。大いなる矛盾なのですけれども、矛盾を悩み、持て余してのちにそれらを受け入れて自らの一部と成すことが人なのではないでしょうか。そしてそれを気付かせて、思考を求めてくることが芸術の役目の大きな一つだと思います。この画家が描く色彩と時間を削ぎ落した不穏さと静寂に心を傾けて後、見えるものこそが自分の心の色彩でありましょう。ハンマスホイを観ることは自分の地下水脈を眺めることなのです。2020/02/02

けんとまん1007

46
先に読んだ本を補完するような意味合いになった。この本で、初めて見た絵もある。沈黙は、時には、とても雄弁になる。見る人によって、かなりの幅が出てくる絵。ハマスホイは、まさにその代表格だと思う。2020/08/09

マリリン

44
沈黙や静寂、視線を感じない世界が心地よい。ハマスホイの事は全く知らなかったが、表紙が気に入り手にした。全ての灰色が好きだが特にハマスホイの灰色は今まで出会った中でも深く心地よい世界に誘ってくれる。...色というものは色が少ないほど色彩的な意味において最高の効果を持つ...ハマスホイの言葉は音も同じだと改めて感じた。認められる云々より表現したいものを。己の世界を魅せる...ある音楽家の言葉を思い出す。内在する世界を耽美な灰色で表現した作品は全て気に入ったが、一番好きなのは「寝室」。 2021/05/31

かもめ通信

24
書評サイト本が好き!を通じての頂き物。2008年の国立西洋美術館「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展の企画を手がけた佐藤直樹氏によって監修された作品集。ハマスホイの生涯を紹介しつつ、日本国内では未発表の作品も含め、代表作の54点を収録している。またその作品を同時代の画家や、ハマスホイに影響を与えたであろう作品とともに鑑賞することができる構成にもなっていて興味深い。紙面は幅の広い変形判の特性を活かしたレイアウトなので、目をこらさなくてもゆったりと絵が鑑賞できる点もいい。 2020/03/04

まっと

18
「北欧のフェルメール」と呼ばれるヴィルヘルム・ハマスホイ。昨年偶々手にした画集が印象的だったが、本著をある読書家さんの投稿で知って早速(感謝)。ハマスホイが自らの作品に活用した他の画家の作品の数々も「参考図版」として併せて紹介され、対比、そしてハマスホイのひねりを「ふむふむ」とばかりに楽しみながらの作品鑑賞時間だった。これまで日本での展覧会は逃しているが、あの静かで繊細な色彩はやはり生で観てみたい。コペンハーゲンに足を運べば堪能できそうだが、「ピアノを弾くイーダのいる室内」@国立西洋美術館からスタートかな2023/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14931098
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品