出版社内容情報
小学校中退でありながら理学博士の学位を得て、多数の新種を発見し命名を行った「日本の植物学の父」。ビジュアル版自叙伝の決定版。
コロナ・ブックス編集部[コロナブックスヘンシュウブ]
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内容説明
草木を無類の友とし、愛人とし、命とした「日本植物分類学の父」94年の生涯。豊かな言葉とスケッチ、写真で綴るビジュアル版の自叙伝決定版。
目次
あるいは草木の精かも知れん
牧野式植物図―とことんまで精密(科学的精神に支えられ―牧野富太郎の植物画)
牧野式評伝草篇―青年牧野。そして、植物採集のことなど(ただ私一人のみ生まれた―郷里・高知佐川でのこと;手稿 年少時代ニ抱懐セシ意見 ほか)
牧野の実り―図鑑と標本と蔵書(牧野日本植物図鑑;私のハァバリウム ほか)
牧野式評伝木篇―暮らしや、晩年のことなど(石版屋がとりもつ―初恋物語;春早く葉に先だちて可なり大なる白花を―コブシについての手紙 ほか)
庭の草木の中に生き―晩年の牧野
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
60
朝ドラの人。 天真爛漫ですねえ、植物に入れ込んで物凄い借金(なぜ?) 実家の酒屋の財産も使い果たしてしまうらしく2023/05/04
gururi
7
牧野富太郎の人生と業績について、写真がたっぷりで分かりやすい。初心者向け。はちゃめちゃな富太郎はひかえめ。(ちょっと寂しい)2023/03/13
まあやん
7
植物学の父。物心ついた頃から植物が好きで好きでたまらなかった。破格の人、ある意味変わり者。ジャンルも時代も違うが、葛飾北斎の生き様に似てる、かな?なかなかダンディ。2021/08/04
むらさき文鳥
7
美しい植物画と牧野氏とその関係者の写真が多く掲載されている。文章は淡々と読みやすい形で掲載。人柄を知る入門書として最適かも。『わが姿たとえ翁と見ゆるとも心はいつも花の真盛り』という牧野氏の句が印象的でした。芭蕉の『旅に病んで夢は枯野をかけめぐる』に通じる精神を感じてしまう。(図書館本)2018/02/03
vodka
6
「ボタニカ」に続き、牧野富太郎を追いかける流れ。写真満載でこちらを後にして良かったと思いました。それにしても絵がお上手!2023/03/06