内容説明
近代の琳派―神坂雪佳の世界を観る。明治から昭和にかけて活躍した神坂雪佳は、伝統的な日本の美である琳派を継承し、日本画家として、また工芸デザイナーとしてその才能を開花させた。
目次
雪佳の絵画
雪佳の工芸
雪佳の意匠
著者等紹介
榊原吉郎[サカキバラヨシオ]
昭和9年(1934)東京生まれ。京都市立芸術大学名誉教授。京都市立美術大学西洋画科専攻科修了。美術史に転向。日本美術史の中でも近世絵画を中心に近代日本画の変遷に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シャトル
57
MoMA京都の「琳派イメージ展」で購入。明治〜大正期の近代琳派絵師「雪佳」。人物、小動物、風景画、コロコロと丸みを帯び、どことなくほのぼのとする作品の数々。若い女性が観たら間違いなく「コレ可愛いー。癒されるー!」となるだろう。読メで大人気、梨木香歩著「家守綺譚」の装画につかわれた「雪中竹」が展示してあった!気になる方は、MoMAKでぜひオリジナルを、2015/10/23
シフォン
22
読友さんの感想から、神坂雪佳を知りました。琳派の画風ですね。華やかなものから庶民的で癒されるものまでいろいろな作品があるようで楽しめました。「百々世草」は、あたたかみがあって安らげますね。2016/01/30
ヒデミン@もも
22
昨日見た向付が忘れなれない。2015/10/28
m
8
琳派の本を読んで知った神坂雪佳。その名前から最初は女性だと思っていた(笑)光琳や宗達の描くものよりもゆる可愛い印象。写真が多いのが良い。文章は難解でほぼ流し読みだった。2016/05/05
ミカ
6
以前美術館で神坂雪佳の絵を見てからずっと気になっていた。神坂雪佳がどういう人なのか、どんな作品を作った人なのかが分かってよかった。文が少し難解でとっつきにくさはありましたが、作品を堪能するには十分でした。金魚玉図が好き。2012/06/21
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