内容説明
樹高一〇cm以下。世界で一番ちいさな盆栽の魅力をビジュアルに紹介。観賞のポイント、樹種の解説、育て方、鉢について、用語解説などを付す。盆栽とカジュアルにつきあうための入門書。
目次
1 まめぼんイズワンダフル!(盆栽は生きている風景画である;盆栽のみどころ ほか)
2 まめぼん四季折々の飾り(床飾り;棚飾り ほか)
3 まめぼん草木図鑑(まめぼんマニアの憂鬱)
4 まめぼんの達人(樹づくりの達人・佐藤清;まめ飾りの達人・加藤正男 ほか)
5 まめ鉢名品コレクション(一度は手にしたい名品鉢;まめ鉢作家石川孝子の世界)
著者等紹介
山本順三[ヤマモトジュンサン]
1959年東京生まれ。広告会社、出版社を経て、英国に遊学。園芸やガーデニングを学び、帰国。95年に編集室「楽商」、99年に企画制作室「ワイズアイズ」を設立
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
118
ブックオフでお安くGETした本。苔に興味を持った繋がりで盆栽はどんなものかと…。とても面白そう。手間暇掛けて樹をデザインしていくイメージ。本書に有るのは樹高10センチ程度のミニ盆栽や樹高7センチ以下の豆盆栽。代表的な盆栽樹形や四季折々の飾り方。添配と水石(現代で言うフィギュアと石)の意味合い。樹種ごとの分類と特徴を丁寧に解説してありました。植える鉢も写真で多く載っています。で最後に育て方。置き場所と水やり。日当たりが良く風通しのいい場所で水やりは1日3.4回。…残念ながら今の私にはちょっと無理かなぁー。2022/08/18
neimu
35
久しぶりにランチの店へ。本棚が季節ごとに変わる。店に飾られる山野草のミニ盆栽も。2015年以来の「まめぼん」と再会。初めて読むような感慨に浸りつつ、こういう趣味と同好の士と共に語らいたいものだと切に思う。でも、いい作品ができたと思える頃には、ポックリ逝く頃かもしれん。それより庭の雑草、植木、野菜達と格闘せねばならぬ。風情ある枝振りや、そそとしたなよやかな姿、小さくても愛でて飽かぬ焼き物の小鉢等と戯れる時間や体力は残されているのだろうか。実のなる木、可憐な花々、優しい香り、妄想だけが募る別世界の写真達。2022/12/09
ジョニーウォーカー
23
日本庭園はムリでも、この“庭”ならなんとかなるかもしれない。手のひらにおさまるコンパクトサイズ。樹高も10センチ以下と机に置いても邪魔にならない。江戸の昔からさまざまな階層の人々に親しまれてきたという豆盆栽。その美しさは大型の盆栽にもまったくひけをとらず、むしろ世界が凝縮されたような圧倒的な密度を感じる。特筆すべきは、ミニ鉢の可愛らしさ。工芸品のように繊細な造形が、草木という生命のダイナミズムと見事な調和を見せるのだ。この世界でいちばん小さな庭には、等しく四季も訪れる。なんだか素敵だ。図書館本。2011/01/10
sawa
11
☆☆☆ 小さいものって理屈抜きに可愛い。指先にすら乗ってしまう小さな盆栽。こんなにも小さいのに、その中にも四季が訪れる。まるで奇跡のようです。この本を読んで、すごく豆盆栽が欲しくなってしまったのだけど、ものすごくハマってしまいそうなので老後の趣味にとっておこうと思います。(図)2011/01/29
のんたんの
11
手を出すと人生かけてハマりそうで怖い・・・魅力的。。すごくぐっとくる、 ああっ と よろめく。日本人でよかった。2010/01/23