内容説明
桃山に憧れ、天才的な技で古陶に迫る作品群を生み出し、人々を圧倒した加藤唐九郎。「これだ」という茶碗以外はすべてたたき割り、窯ごと壊し、常に新しい挑戦をし続けた“土と炎の野人”の八八年の生涯。志野、織部、黄瀬戸、瀬戸黒、唐津など、代表作を一挙収録。天衣無縫に生きた近代陶芸界の巨匠の真実に迫る。
目次
第1章 桃山に挑んだやきもの(新境地を開き続けて;志野―終生のテーマ;織部―奔放な形と釉の発色 ほか)
第2章 異才の軌跡(とことんの探求者;『黄瀬戸』焚書事件;陶芸のカルテ ほか)
第3章 かまぐれ人生伝―快人・唐九郎の八八年(やきものの故郷 瀬戸・美濃を行く―唐九郎の陶壁)
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