内容説明
20世紀後半、世界に羽ばたいた日本ファッションは「黒いぼろ」と言われ、賛否両論を呼び起こした。しかしそれは、欧米の既成概念に揺さぶりをかけその後のファッションの方向を示唆する衣服革命、いわば「Future Beauty」と呼ぶべき美意識だった―三宅一生、川久保玲、山本耀司らに代表される日本ファッションの独自性と問題提起を概観する初の本格的展覧会公式カタログ。
目次
FUTURE BEAUTY―日本ファッションの未来性(深井晃子)
書き換えられたファッションの帝国(バーバラ・ヴィンケン)
陰翳礼讃
平面性
伝統と革新
クール・ジャパン
ISSEY MIYAKE
REI KAWAKUBO
YOHJI YAMAMOTO
JUNYA WATANABE
JUN TAKAHASHI TAO KURIHARA
ネクスト・ジェネレーション
著者等紹介
深井晃子[フカイアキコ]
京都服飾文化研究財団チーフ・キュレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♥︎
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もう一度読みたい2017/12/04
atori
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東京都現代美術館「FUTURE BEAUTY 日本ファッションの未来性」観に行ったとき、事前にB1の図書室でこちらを読んでお勉強。 ファッションの知識を全くもたない私達にもわかりやすく、また興味を持たせてくれる構成でした。 嶽本野ばら作品に登場する、川久保玲の「COMME des GARÇONS」についても少し知識を得ることが出来て素敵☆ こちらを読んでから、展示で実物をみることで、より理解が深まったように思います。2012/08/10
三県・境三
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展覧会の公式ガイドブック(?)。大文字の歴史ばかり取り上げていて、もちろんキャパなどにもよりますでしょうが、とても近代的な展覧会でした。本の方は写真も文もとても充実していた。会も本も素晴らしかった。2013/05/12