内容説明
「子供の可愛さは身に合ったものを着ていること」。母親のあたたかい心づかいが子供の心を育む。若いお母様方へ提言する“子供を一番可愛らしく見せるコツ”。
目次
第1章 子供のスタイルブック(男の子のスタイル;帽子;通園、通学のお洋服;衿の変化で一着をいろいろに…;雨の日をさわやかに;よそゆき;アップリケは子供服の童話;七五三をこんなふうに考える;子供の着物;手袋で楽しく)
第2章 子供のくらし(おやつ…)
著者等紹介
中原淳一[ナカハラジュンイチ]
1913‐1983。香川県生まれ。18歳の時、趣味で作ったフランス人形が認められ東京の百貨店で個展を開催。それがきっかけで雑誌『少女の友』の挿絵、口絵、表紙絵、付録等を手掛けるようになり、一世を風靡する人気画家となる。第二次世界大戦後は、自分の雑誌『それいゆ』(1946年)、『ひまわり』(1947年)『ジュニアそれいゆ』(1954年)、『女の部屋』(1970年)を相次いで創刊。編集長として女性誌の基礎を作っただけでなくイラストレーター、ファッションデザイナー、スタイリスト、インテリアデザイナーなど多彩な才能を発揮、その全ての分野において現代につながる先駆的な存在となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みつき
30
50年~60年代に中原淳一によって書かれた子育てのコラムと子供服のデザインを再編集したもの。お菓子のレシピも少し載っています。どれも可愛いデザインで今でも似合いそうなものばかり。子供はすぐ服を汚す、成長するからとおざなりにするのでなく、その時に一番似合う格好をさせてあげたいです♪子供いないけど(笑)あと子供に自宅図書館を作らせるアイデアはとっても素敵(*^_^*)2013/02/09
スノーマン
21
ただただ綺麗、上品、素晴らしすぎる絵!身頃部分や一縫いの糸まで手を抜かず描こうという信念が伝わる。それに書き加えられたアドバイスも私の生まれる前のことなのに的確で、何でも簡単に手に入る今だからこそ必要なアドバイスのような気がする。服も帽子も少女達の表情や指先も、ページめくるたび、ずっとうっとりしたままでした(笑)2018/01/11
商業主義の地獄ゆき
4
すべてが可愛すぎる!全く色あせないデザインたち。そしてうわべだけではない、心に響く愛のある言葉が心地よい。本当に大切なことはいつになっても変わらないし、物より大事なものは豊かな心。作り方はいたって簡単なゼリーでも、ひと工夫加えると子供たちが喜ぶものになる。お金をかけて器を飾るのではなく、ほんの少しの工夫。素敵すぎる!!つけ襟のバリエーションも、ただの親の見栄のためではなく、親の服と調和がとれるようにするため、というプラスの心づかいからくるもの。素敵!2013/07/19
夜兎
3
お洋服のデザインも、エッセイでの主張も全然古さを感じさせないところが凄い。今の時代でも十分に通用することばかり書いてあった。2015/05/31
つたじゅん
2
昭和のこどもの可愛らしさ。2012/06/11