出版社内容情報
大開発主義で推進されてきた日本の都市建築の矛盾を解決する方法とは? 自身の作品を基に「小さな経済」という理念を提案し論じる。
山本 理顕[ヤマモト リケン]
著・文・その他
仲 俊治[ナカ トシハル]
著・文・その他
内容説明
「1住宅=1家族」システムから「地域社会圏」システムへ!住み方大転換の試行と提案。
目次
序 住宅に閉じ込められた「幸福」(労働者のための住宅;「私生活」という幸福のかたち ほか)
1 試行(すべてはここからだった―熊本県保田窪第一団地;公営住宅は誰のためのものなのか―横浜市営住宅・三ツ境ハイツ;「Small Office Home Office」―北京建外SOHO;仕事場にすることもできる住宅―東雲キャナルコート一街区 ほか)
2 提案(「小さな経済」の建築空間―食堂付きアパート;「循環」する空間へ―五本木の集合住宅)
終 両側町の「共同体感覚」
著者等紹介
山本理顕[ヤマモトリケン]
1945年生まれ。建築家。東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。1973年山本理顕設計工場設立。2007~11年横浜国立大学大学院教授、2018年度から名古屋造形大学長。主な作品に、埼玉県立大学、公立はこだて未来大学、横須賀美術館など。チューリッヒ、天津、北京、ソウルなどでも複合施設、公共建築、集合住宅を手掛ける。1988、2002年日本建築学会賞、1998年毎日芸術賞、2000年日本芸術院賞など受賞多数
仲俊治[ナカトシハル]
1976年生まれ。建築家。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。2001~08年山本理顕設計工場勤務を経て、2009年建築設計モノブモン(現・仲建築設計スタジオ)設立。2009~11年横浜国立大学大学院Y‐GSA設計助手。2016年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館出展。主な作品に、食堂付きアパート(2014年グッドデザイン金賞、2016年日本建築学会新人賞、2015年吉岡賞)、上総喜望の郷おむかいさん(2017年千葉県建築文化賞優秀賞)、白馬の山荘(2015年JIA環境建築賞優秀賞、2013年長野県建築文化賞優秀賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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