出版社内容情報
東北地方の災害復興史における今和次郎の業績読み直しを中心に、昭和初期からのコミュニティ再建の視点と現代の活動との関わりを紹介
【著者紹介】
青山学院大学総合文化政策学部教授
内容説明
80年前の住宅改善事業に学ぶ。1933年の昭和三陸地震の被災地・東北で住民に寄り添いながら行われた社会基盤づくりのさまざまな試み。
目次
1 震災復興の観点から(「東北地方農山漁村住宅改善調査」が東日本大震災復興に指し示すもの;災害公営住宅と「住まい方調査」;漁村の生活と地域計画;震災メディアと景観の保存)
2 先人の努力を掘り起こす(地域のくらしからの創造―ものづくりとくらしづくり(生活改善から工芸へ;大川亮と大光寺村の農閑工芸運動;積雪調査所の農山漁村経済更生運動―副業振興と民芸運動・工芸運動)
日常からの創造―住まいと女性の力(今和次郎の農村調査と住宅改善理念;土間と台所とダイニング・キッチン―生活の科学とは?;羽仁もと子の東北セツルメントと今和次郎のデザイン;生活改良普及員の活動とまちづくり))
著者等紹介
黒石いずみ[クロイシイズミ]
1953年、秋田県生まれ。青山学院大学総合文化政策学部教授。東京大学工学部建築学科卒業、同大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程・博士課程修了。ペンシルベニア大学芸術学部大学院建築学専攻博士課程修了(Ph.D.)。今和次郎を中心に日本の近現代都市や建築文化とデザインの歴史を、生活の場の意味と変容の視点から幅広く研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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