出版社内容情報
原子力ムラやシャッター通りはなぜできたのか? 大型ショッピングモールやタワーマンションはなぜ悪なのか? 「仲良し=コミュニティ」からの脱却こそが、政治不在の日本を救う。
内容説明
シャッター通りや原子力ムラはどうしてできたのか?高層マンションやショッピングモールは「悪」なのか?まちづくりにおける似非「正義」を、政治的視点から暴く意欲作。「仲良し=コミュニティ」からの脱却を説く、新たなデモクラシー論の登場!
目次
第1部 “まちづくり”の正義とは何か(原発による“まちづくり”は何ゆえに破綻したのか;シャッター通りの元凶はショッピングセンターなのか;「騒音オバサン」を“まち”から排除できるのか;高層マンションを景観のために削ることは可能なのか)
第2部 見当違いの処方箋(法制度で街並みは整序されるのか;「コミュニティ」は至高か、それとも暴力か;住民参加が社会的合意なのか;ゲーテッド・コミュニティは社会悪なのか)
第3部 地方自治から市民社会へ(「都市」とは何か;「市民」とは誰か;「政治」の契機をどこに求めるのか;ああらためて問う、“まちづくり”の正義とは何か)
著者等紹介
竹井隆人[タケイタカヒト]
政治学者。博士(学術)。(株)都市ガバナンス研究所代表。立命館大学政策科学部非常勤講師。1968年京都市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修了。長らく政府機関にて〈まちづくり〉に関わり、いまは〈まちづくり〉シンクタンクを経営し、京都を中心に活動中。「政治」の原点は〈まち〉にあるとする論評、著作多数。単著に『デモクラシーを〈まちづくり〉から始めよう』『集合住宅と日本人』(ともに、平凡社)など。共著に『排除と包摂の政治学』(木鐸社)など。訳書にベンジャミン・R・バーバー『消費が社会を滅ぼす?!』(吉田書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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