内容説明
世紀末のアール・ヌーヴォーから’20年代のアール・デコまで、モダニズム創成期の10の建物を、ヨーロッパと日本に訪ね歩いた発見の旅の記録。
目次
第1章 街路の記憶―カタルーニャ音楽堂(バルセロナ)
第2章 手わざの合理性―アムステルダム株式取引所(アムステルダム)
第3章 中世と近代の狭間―ルートヴィッヒ大公結婚記念塔(ダルムシュタット)
第4章 平面を拒む壁―黒いマドンナの家(プラハ)
第5章 囲われた室内―ナヴォワ邸(ポワシー)
第6章 建具幻影―オルタ邸(ブリュッセル)
第7章 忍び寄る抽象―ヒルハウス(ヘレンズバラ)
近代の名指しがたい空間―ウィーン郵便貯金局(ウィーン)
第9章 近代建築の実像―ファン・ネレ煙草工場(ロッテルダム)
第10章 1925年の混乱―旧朝香宮邸(東京)
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