内容説明
ダーウィンによって比類なき観察者と呼ばれた『昆虫記』の作者。勤勉な田舎教師から身を起こし、永住の地セリニャンのアルマスで遅すぎた栄光のうちに世を去るまでを、新資料を混じえて描く。決定版ファーブルの生涯。
目次
第1章 幼年時代
第2章 彷徨の青年期―カルパントラとアジャクシオ
第3章 成熟期―アヴィニョン時代
第4章 第二帝政下の教師―1861‐1870年
第5章 オランジュ滞在時代
第6章 セリニャンのアルマス
第7章 昆虫学への接近
第8章 ファーブルの作品
第9章 生態学―ファーブルと現代科学・生物防除
第10章 アルマスでの家庭生活
第11章 ファーブル像
第12章 植物学者としてのファーブル
第13章 芸術家としてのファーブル―文学・音楽・詩
第14章 教育家としてのファーブル―さまざまな教科書
第15章 セリニャンでの晩年―1882‐1915年