STANDARD BOOKS<br> 中谷宇吉郎 雪を作る話

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中谷宇吉郎 雪を作る話

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582531541
  • NDC分類 404
  • Cコード C0095

出版社内容情報

雪研究の第一人者・中谷宇吉郎。代表作「立春の卵」、高野文子氏が取り上げ反響を呼んだ「天地創造の話」など名科学随筆14篇収録。

内容説明

科学の真理は自然と人間との協同作品である―「雪は天からの手紙」の名言を遺した物理学者の精神。

目次

自然の恵み―少国民のための新しい雪の話
雪の話
雪の十勝―雪の研究の生活
雪を作る話
雪後記
大雪山二題
天地創造の話
立春の卵
線香花火
琵琶湖の水
茶碗の曲線―茶道精進のある友人に
イグアノドンの唄―大人のための童話
簪を挿した蛇

著者等紹介

中谷宇吉郎[ナカヤウキチロウ]
1900~1962。物理学者。明治33(1900)年7月4日、石川県作見村片山津(現在の加賀市片山津町)に生まれる。東京帝国大学理学部物理学科を卒業。恩師は物理学者の寺田寅彦。大学卒業後、理化学研究所で寺田の助手となり電気火花の研究を行ったのち、ヨーロッパに留学。帰国後の昭和5(1930)年、北海道帝国大学理学部助教授となる(翌々年教授に昇任)。京都帝国大学から理学博士号を授与された。雪の研究に魅せられたのは、北大理学部に着任直後(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

44
図書館本。世界初の人工雪の偉業で名高い、中谷宇吉郎氏。本書に度々出てくる「先生」とは、寺田寅彦氏のことであると知りビックリ!学者&随筆の名手師弟じゃないですか! 雪にまつわるエッセイも良かったですが、物の考え方を諭す後半の作品が好きです。「イグアノドンの唄」では、若くして亡くなった息子さんのことを、感情を排して書いてあるのだろうと察します。涙。2017/09/19

はやしま

28
科学エッセイへの興味から手に取る。初中谷宇吉郎。私なぞ冬の雪に生活の不便さを感じるばかりなのに、北大に赴任し雪を見て結晶の研究をしようと思うところが如何にも研究者だなぁ。十勝の山に出かけて行う研究の様子の描写が本当に嬉しそう。恩師の寺田寅彦に示唆された線香花火の研究のエピソードも面白い。昭和新山の爆発時に見学に行っているのに驚いたが北大理学部教授だから当然か。今は灯油の購入補助だが昔は石炭や薪の支給だったと知る。科学から行政、子どものエピソードまで様々な内容が読めて楽しめる一冊。初出の記載がないのは残念。2022/02/05

A.T

26
科学に疎いので、功労者の名前にも疎い。中谷宇吉郎氏は明治生まれの雪の研究を中心とした物理学者、恩師は寺田寅彦。「寺田先生がかつて、どんな精巧につくられた造花でも、虫眼鏡でのぞいてみると汚らしいが、どんなつまらぬ雑草の一部分でも、顕微鏡でみると、実に驚くほど美しいと書いておられる…ものの深い奥底にかくされた造化の秘密には、不思議さと同時に美しさがある。そしてその不思議さと美しさとにおどろく心は、単に科学の芽生えばかりではなく…人間性の芽生えでもある」。その一例が雪の結晶というわけである。2022/12/10

まーぶる

23
「雪は天からの手紙」の中谷宇吉郎の随筆。自然現象への感動、疑問、探究心。困難なことに見えてもどんどん突き進む姿勢がすごくエネルギッシュ。線香花火と琵琶湖の話が面白かった。当たり前と思わずに、しっかりと物事の本質を見抜くとこが大事。興味を持つものに、もっともっと貪欲にならねば、と思った。2016/05/06

ぐっちー

21
数年前、本屋で見かけて気になりつつ買わなかった事を後悔していた一冊。この程どうしても読みたくなって探した。一流の科学者は文化芸術にも理解が深く、文章が上手い。雪の結晶を研究するひたむきな話は無論面白かったが、後半の話が今に通じていて驚いた。琵琶湖の水の話にあった、戦後薪を北海道全世帯に配るなんてのは、誰かさんが全世帯にマスク配布したのと大差ない。一方、疎開中の辛い時期に、コナンドイルの失われた世界を発端として、子供達と想像の翼を広げて乗り切る話は良かった。家で過ごす時間を豊かにする。2020/11/29

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