内容説明
うまいかまずいか虫の味。刺身が絶品、カミキリムシの幼虫。ステーキなんか目じゃないガの幼虫。懐かしいイナゴの佃煮、タガメやセミの空揚げ。虫の採り方、調理法から、味わい・効能まで、きわめつくした昆虫食大全。
目次
第1章 人はなぜ虫を食べるか
第2章 虫の食べ方
第3章 日本の昆虫食
第4章 グルメの国、中国の昆虫食
第5章 熱いアジアの昆虫食
第6章 オーストラリアとオセアニア諸島の昆虫食
第7章 アメリカおよびヨーロッパの昆虫食
第8章 アフリカの昆虫食
第9章 虫の栄養
第10章 これからの昆虫食
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rouningyou
1
昆虫食をイカモノ食いではなくタンパク源として真面目に取り上げた本。地道なフィールドワークに頭が下がる。食うものがなくなった近い将来、昆虫が食えるかどうかで生死が別れることもあるだろう。先の戦争でも南方で虫の食えぬ日本人兵士はまず先に餓死したという。ゴキブリの食えぬ欧米兵は先に死んだという。けど、いくらその文脈でも、「イエバエ蛹の脂肪酸組成は、不飽和脂肪酸の含量では魚の脂肪酸組成に似ている」といわれている、といわれてもイエバエを食べたいという人はあまりいないだろう。食える人は少ないだろう。2013/02/19
pooh
0
図書館で昆虫食の本を集めた棚があり借りた本。何より虫が大嫌いなのに…。写真は気持ち悪く、料理方法を読むと寒気がしたが、内容は興味深くとても面白く読めた。2014/05/14