内容説明
16世紀から現代まで、中国は激しく変化し続けている。その一方で、今日も変わらぬ伝統的な思想・行動様式が存在していた。中国社会の様々な事象から、中国人の「生のありかた」を鮮やかに解き明かす。
目次
第1章 人口―増加と移動
第2章 中国社会における社会と個人
第3章 神、鬼、祖先―民俗宗教
第4章 農業の長期的変化
第5章 二十世紀初頭における「農民の窮乏化」問題
第6章 帝政時代後期における商業―交易の機構と地理
第7章 帝政時代後期における手工業―産業革命に失敗したのか
第8章 近代における商業と手工業
第9章 近代前期における新しい社会階層
第10章 社会の〈陰〉―秘密結社、匪賊、械闘