アルザスのユダヤ人

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アルザスのユダヤ人

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784582481037
  • NDC分類 316.88

内容説明

私はアルザスのユダヤ人である。ゆえに二重にユダヤ人であり、二重にアルザス人である。〈負〉の刻印を押され、排斥・迫害の時代を生きた人々の、歴史的肖像。

目次

母なる地アルザス
アルザスのユダヤ人―アイデンティティの危機
アルザスとユダヤ人
金貸し業―ありがたい納税者
ペスト流行期のユダヤ人迫害
服装条例―ゲットーの形成
ユダヤ人への嘲笑―コウモリと豚の比喩
女性―魔女―ユダヤ人―反キリスト教徒
マルティン・ルターのユダヤ人排斥論
国家財政を支える踏み台としてのユダヤ人
アッシャー・レヴィの回顧録―30年戦争中のユダヤ人
フランス革命とユダヤ人
祝祭と風習
シャバットの日
反ユダヤ主義の再来
フランス・ユダヤ人と東欧ユダヤ人
ナチス・ドイツとフランスによる二重追放
レジスタンスへの参加
ナチスによる迫害の爪跡
対独協力のアルザス人・ユダヤ人を守るアルザス人
ユダヤ人社会の変貌―農村生活から都市生活へ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

1
ドイツとフランスの国境沿いにあり、古来より各国の領土争奪戦の対象となったアルザス地方に住むユダヤ人の歴史を、ナチスの迫害を踏まえた著者曰く「現代に意味あるものとする」ための本。アルザスという、只でさえアイデンティティの微妙な土地で生きるユダヤ人という、二重の意味で複雑なアイデンティティを持ちながら生きてきた人々の迫害と定着のエピソードが色々と語られている。現地で撮影されたユダヤ人の墓地、シナゴーグ、そしてポートレートなどなど豊富な写真も添えられているが、全体として散文調の文体で焦点がイマイチつかみ難い。2015/04/25

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