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女優の誕生と終焉―パフォーマンスとジェンダー

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582472318
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C3036

出版社内容情報

ジェンダー研究とパフォーマンス批評を交差させ、日本近現代演劇のテクストと身体を読み直す、画期的な日本演劇論。

内容説明

規範としての身体から越境する身体へ。ジェンダーとポストコロニアルの視点から近現代日本の演劇テクストと身体を読み直す。

目次

第1部 帝国のプロジェクトとしての近代演劇(「女優」と日本の近代―松井須磨子を中心に;帝国のまなざしと擬態―川上音二郎・貞奴の『オセロ』;帝国のロマンス「三態」―『マダム・バタフライ』『M.バタフライ』『ミス・サイゴン』)
第2部 近代演劇の否定―アングラ演劇におけるパフォーマンスとジェンダー(アングラ演劇における「女」―鈴木忠志の「女優論」と佐藤信の「阿部定」劇;「家と母」の解体―寺山修司の『田園に死す』から;「母であること/女であること」―『身毒丸』の二つの上演;「母殺し」を超えて―岸田理生の『糸地獄』における対抗的語りと身体性)
第3部 「ポスト・アングラ」の身体表現と批評言説(「女性観客」の構築―批評行為というパフォーマンスの政治学;撹乱するセクシュアリティ―ダムタイプの『S/N』におけるドラァグ・クィーンのパフォーマンス;「“女優”の消滅」―セクシュアリティをめぐるイトー・ターリのパフォーマンス;身体をめぐる近代のパラダイムを超えて―金満里・劇団態変の身体表現)

著者等紹介

池内靖子[イケウチヤスコ]
1947年生れ。立命館大学産業社会学部教授。演劇論、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。