世界史のなかの昭和史

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  • サイズ B6判/ページ数 464p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582454529
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

出版社内容情報

ヒトラーとスターリンとルーズベルトが動かした戦前日本とは? その盲点が初めて明かされる。待望の半藤昭和史・三部作、完結編!

半藤 一利[ハンドウ カズトシ]
著・文・その他

内容説明

ヒトラーとスターリンとルーズベルトが動かした日本昭和史とは?戦争への盲点が見えた。半藤昭和史・三部作、完結編。

目次

プロローグ 歴史の皮肉と大いなる夢想―長い探偵報告のはじめに
第1話 摂政裕仁親王の五年間―大正から昭和へ
第2話 満洲事変を中心にして―昭和五年~八年
第3話 日独防共協定そして盧溝橋事件―昭和九年~十二年
第4話 二つの「隔離」すべき国―昭和十二年~十三年
第5話 「複雑怪奇」と世界大戦勃発―昭和十四年
第6話 昭和史が世界史の主役に躍りでたとき―昭和十五年
第7話 「ニイタカヤマノボレ」への道―昭和十六年
エピローグ 「ソ連仲介」と「ベルリン拝見」―敗戦から現代へ

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)(以上、文藝春秋)など多数。『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞した。2015年、菊池寛賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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molysk

48
敗戦に至る流れは、日本が欧米の列強の政略や戦略に翻弄されたために引き起こされた。それは、この国の指導者の世界史認識が足らなかったためでもある、として、スターリンとヒトラーの二巨頭の登場から、満州事変、日中戦争、三国同盟、そして太平洋戦争開戦にいたるまでの歴史を追う。昭和史では定番なのだが、繰り返されるのは、世界情勢への理解が足りないままに、内輪の論理を優先して行われる見当違いの政策の数々。日本、ドイツ、ソ連、米国、英国の視点を切り替えながら進むため、読みやすさでは以前の半藤の作品に分があるように思われる。2021/01/02

キムチ27

40
筆者の悲痛な叫びが聞こえるようなふり絞っての文であった。ヘーゲルの名文、そして保坂氏の日本の施政者へ対する「歴史への責任認識欠如。。」など昨今の施政、特に外務省の在り方に不本意すぎる感情を持つ私にも大いに頷く記述だった。独ソが欧州戦略に思惑を深め、世界制覇へ乗り出すとともに英米が動き出す・・日本のエリート層や軍部の余りといえばお寒い感覚から日米開戦へと暴走したくだりをよく理解できた。バネー号での広田、斎藤などの謝罪の在り様への言及に対し、米国指導者国民の感情の悪化は巧みな比較のもとで対比が上手い2018/07/08

kawa

33
ヒトラーやスターリンが独裁者になるためのやり口。日中戦争の拡大を停めるチャンスを逃した原因は、軍部ではなく世論の反発をおそれる政権側。ドイツの英本土上陸作戦は無理筋だったのに、その成功を盲信した日本。独ソ戦でドイツの敗退が定まる時期に、その情報を知らずに日米戦を開始した日本。「新聞は戦争とともに繁栄する」とばかり、大衆をあおるマスコミ。興味深い記述が目白押し。今の社会は、これらの教訓を学んでいるのだろうか?2018/11/18

たらお

21
教科書で学んだ第一次世界大戦。敗戦国となったドイツは、再び立ち上がれないほどの多額の賠償金を払うことになっていたはず。なのに再び戦争ができるくらいに力をつけられたのは何故?というのが悶々としてあったのだが、本書を読み納得。「ヒトラーが一方的にベルサイユ条約を破棄する」国際的な条約が一方的な通告によってなくなってしまうという驚き。当然非難もあったろうが、一次大戦後どの国も制裁を加えられないほど疲弊していたのだろう。しかしながら読むほどに、ヒトラーの国際情勢を読みながらの決断は常識を逸し、世界は踊らされた。2019/06/15

em

21
第一次大戦で莫大な賠償金を課せられ、どん底に落ちていたドイツ。彼らがとんでもない指導者を選んでしまったのは、民の心情としてまだ理解できるところもある。しかし日本は、ただただ帝国幻想に惑わされて高揚していったようで、虚しい。「勝った勝ったの下駄の音」――自分たちも大英のような「帝国」になれると、本気で思ったのだろうか。駆け足なので気になることを調べながら読んでいたのですが、最も驚いたのは、ドイツの第一次大戦賠償金の完済が2010年だったこと。2018/05/19

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