出版社内容情報
天気晴朗なれども波高し──黒溝台、奉天の戦いを経ていよいよ日本海海戦へ。バルチック艦隊を迎え撃つ連合艦隊は歴史的勝利をものにするが、講和談判に苦戦した日本はその後、どこへ向かうのか。全3巻、ついに完結!
内容説明
「天気晴朗なれども波高し」。バルチック艦隊を迎え撃った連合艦隊は歴史的勝利をものにするが、ポーツマス講和条約の不調に国民は怒り爆発、日比谷焼打事件を引き起こす。日露戦争とはいったい何だったのか―。
目次
第12章 「血の日曜日」と黒溝台
第13章 奉天・乾坤一擲の大決戦
第14章 決戦前夜の両艦隊
第15章 「皇国の興廃この一戦にあり」
第16章 ポーツマス軍港と日比谷公園
エピローグ 万歳、万歳、万歳の渦
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『日本のいちばん長い日』『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など多数。『昭和史1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
38
最終巻は奉天会戦、日本海海戦、ポーツマス講和会議まで。戦後、国民の熱狂と講和結果に対する失望・怒りの落差が騒乱を呼ぶ。薄氷の勝利という事実を隠匿せざるを得なかった訳は、国力のない日本にもかかわらず「大国主義」を目指すと決断したためだとの後書きが興味深い。結局、この時の選択がその後の日本の誤りを誘引したということか?陸軍の重砲火力は露軍の3倍、バルチック艦隊の航路が対馬海峡か、津軽海峡か東郷司令部は迷いに迷い、津軽に向かう寸前に藤井較一大佐の猛反対で対馬に留まり完全勝利を得たことなどが初知見。2019/08/06
Tomoichi
13
黒溝台の戦いから奉天会戦へと進撃を続ける陸軍。薄氷を履むような戦いの中奉天に入城し戦いは再び膠着状態へ。バルチック艦隊との日本海海戦に完勝しポーツマス講和条約で戦いは終わる。しかし国民は貧乏国家の苦しい戦いを理解せずそれを煽る新聞に踊らされる。日露戦争に関する最新の情報を盛り込んでいるのでその点は◎だが、社会面に紙数を割きすぎていているのが△。これに物足りない人は別の本に。2016/07/24
鐵太郎
13
第三巻は、ロシアで発生した「血の日曜日」事件から黒溝台での苦闘。奉天会戦。日本海海戦に至る経緯。竹島の領有。大海戦とその後。ポーツマス講和会議。このぎりぎりの勝利は日本人に何をもたらしたのか。 ──歴史として正確であるか、この歴史解釈は妥当なのか、そういうことは考えず、半藤さんの広げる歴史絵巻を楽しもうよ。読んで楽しめる本であることは疑いないのだから。2016/06/19
jack
8
彼らの死を無駄にしないと、ここに高らかに決意する。 神の導きのもと、新たな自由をもたらそう。 そして人民の人民による人民の為の政治を、この地上から絶やしたりしない。 何があったのか、真実を知る自由も、絶やしてはいけない。 ☆5.0 名著2016/04/13
Kaoru
7
自称、歴史探偵が日露戦争史を時間に沿って推理していく。日比谷公園のデモの辺りから、日本人が変わってきたとあった2018/12/22
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