内容説明
韓国でベストセラーになった注目の現代史。圧倒的な支持を集める新しい歴史家の誕生。
目次
第1部 勝利の深い感激もないままに―韓国のナショナル・アイデンティティ(ただの一度も王様の首を切れなかった―流産した民主革命;王政はなぜ嫌われたのか―立憲君主制論議と共和制の導入 ほか)
第2部 われわれは墓の上に立っている―国家の暴力をめぐって(満州国の影―大韓民国が学んだ教科書;「親日派」について考えること―日帝残滓の清算に見られるいくつかの偏向について ほか)
第3部 敵か味方か、しかなかった―左右・南北対立が構造化された政治文化(「本当の保守」をご存じですか―「糞と味噌」くらい違う守旧と保守;誰が「左右対立」を煽るのか―「万景台芳名録」騒動 ほか)
第4部 反米感情くらい持ってはどうですか―従属する主体からの脱却(マッカーサーは恩人なのか?―外国の将軍の銅像が立つ国;停戦協定の「呪われた遺産」―米国への隷属の強化と韓国の軍事主義化 ほか)
第5部 兵営国家韓国―軍事文化からの解放へ向けて(輝かしい「兵営国家」の誕生―「神聖な国防義務」はどのように生まれ、維持されてきたのか;軍隊がそんなにありがたい所なら、一生いたらどうですか―いまだ遠い軍事文化からの解放 ほか)
著者等紹介
韓洪九[ハンホング]
1959年、ソウル生まれ。ソウル大学大学院国史学科を卒業。1999年、米国ワシントン大学史学科で文学博士号取得(「傷ついた民族主義―1930年代の間島における民生団事件と金日成」)。2000年、聖公会大学教養学部助教授に就任、現在同大学人権平和センター所長。ヴェトナム戦争真実委員会執行委員、朝鮮戦争前後の民間人虐殺の真相糾明と名誉回復のための汎国民委員会運営委員、良心的兵役拒否権実現と代替服務制度改善のための連帯会議共同執行委員長を務めるなど、韓国現代史を見直す積極的な活動を行い、新しい韓国の歴史家として注目を集めている
高崎宗司[タカサキソウジ]
1944年、茨城県生まれ。東京教育大学大学院修士課程中退。思想の科学社などに勤務した後、86年津田塾大学助教授、91年から同教授。専門は、日朝・日韓関係史
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感想・レビュー
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ゴールドまであと910日
kenitirokikuti
がんぞ
アンゴ
sgnfth