内容説明
現代世界は、予測不可能なリスクに被われている!テロ、戦争、原発事故、気象災害、少年犯罪…。グローバル化によって、近代社会は自然と伝統を喪失し、自らが自らを危険に陥れるシステムに縛られている。
目次
言葉が失われるとき―テロと戦争について(世界リスク社会とは何を意味しているのでしょうか;テロと戦争;経済的グローバル化とネオリベラリズム;国家と主権;展望―世界リスク社会のチャンスについて)
世界リスク社会、世界公共性、グローバルなサブ政治(世界リスク社会論の準拠点;世界公共性とグローバルなサブ政治の徴、発生条件、表現形式)
著者等紹介
ベック,ウルリッヒ[ベック,ウルリッヒ][Beck,Ulrich]
1944年生まれ。ミュンヘン大学で社会学、哲学、心理学、政治学を学び、社会学博士号を取得。1979年から81年までミュンスター大学で社会学教授、1981年から92年までバンベルク大学社会学教授を歴任。1992年からミュンヘン大学社会学研究所教授及び同研究所所長となる。現代ドイツを代表する社会学者で、アカデミズムだけでなく、ジャーナリズムにも大きな影響力を持つ
島村賢一[シマムラケンイチ]
1959年生まれ。東京外国語大学卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了、同大学院同学科博士課程中退。ドイツ・ビーレフェルト大学社会学部研究助手。現在、国際技能振興財団主席研究員、放送大学非常勤講師
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