出版社内容情報
中世の頂点と凋落を具現する神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ2世。シチリア王国の併合をめざしてローマ教皇と幾度も対立し、2度の破門を宣告された皇帝の生涯と事績をたどる。
内容説明
戦いを交えずにイエルサレムをムスリムから奪還する一方で、鳥類の実証的な研究書である『鷹狩りの書』をまとめ、俗語による「シチリア派の詩」を振興した皇帝の生涯。
目次
プロローグ―フリードリヒ二世とは
1 シュタウフェン家とノルマン朝の結合
2 「子ども王」の時代
3 ドイツの八年間
4 シチリア王国の再建
5 一回目の破門と十字軍遠征
6 教皇との虚虚実実の駆け引き
7 ロンバルディーア都市同盟との戦い
8 教皇との戦い
9 「世界を輝かせていた太陽が沈んだ」
エピローグ―シュタウフェン家の終焉
著者等紹介
藤澤房俊[フジサワフサトシ]
1943年東京に生まれる。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。東京経済大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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