歴史屋のたわごと<br> 露伴の『運命』とその彼方―ユーラシアの視点から

個数:

歴史屋のたわごと
露伴の『運命』とその彼方―ユーラシアの視点から

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月07日 01時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582446043
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0020

内容説明

永楽帝とティムールの東西決戦が実現していたら!?中国・明代の抗争を描いた幸田露伴の歴史小説を“ユーラシアの視点”で眺めれば、背後には世界を視野にふくむ壮大な物語が展開していた―傑作小説の背後に蠢く世界史的な野望。

目次

序章 これから綴ることへの少し長い前書き
第1章 カスティーリャの使節団―覇王タメルランのもとへ
第2章 地中海、黒海、中央ユーラシア内奥への旅
第3章 運命の出会い―ティムールとイブン・ハルドゥーン
第4章 モンゴル・タタルの覇王
第5章 イブン・ハルドゥーンが伝えるふたりの語らい
第6章 カイロへの帰還
第7章 東方の覇王からの手紙
第8章 ティムールの死、永楽帝の辛苦
第9章 命運の旅行団―追記として

著者等紹介

杉山正明[スギヤママサアキ]
1952年静岡県沼津市生まれ。京都大学大学院教授。専門はモンゴル史、中央ユーラシア史、世界史。主な著書は『クビライの挑戦』(朝日選書、サントリー学芸賞)、『モンゴル帝国と大元ウルス』(京都大学学術出版会、日本学士院賞)など。2003年司馬遼太郎賞を受賞、また2006年には紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ああああ

5
噺家の高座を聞くような感じでスラスラと読んでしまった。司馬遼太郎さんの文章のように歴史にまつわるあれやこれやが楽しい。好悪の表現が強すぎるような気もするが、まあそれはそれ。イスパニアとマムルーク朝、イブンハルドゥーンとティムールに永楽帝、そして幸田露伴への賛辞が一冊の本になっている。なんじゃそりゃ?と思うなかれ「歴史屋のたわごと」だと題名にもある。ただし「たわごと」と言うにわりは、世界史が見事なエンターテインメントのように感じられる。2015/02/03

kaeremakure

1
イブン・ハルドゥーンとティムールの会見の本邦初訳?が面白かったです。ティムールが「余は主権者の代理人にすぎない」と言ってマフムード・ハンを紹介しようとしたら、彼はいつの間にか退出していたと。ティムール宮廷の「傀儡のハン」はあからさまに存在感が希薄だったらしい。イブン・ハルドゥーンがマグリブにいた頃すでに「北東の地域の遊牧民の中から覇王が現れる」という予言を何度も耳にしていたというのも興味深い。岩波文庫の『歴史序説』は以前読んだことがあったけど、訳者の森本公誠さんがまさか東大寺の高僧だとは知りませんでした。2015/06/06

yutaro13

1
幸田露伴の『運命』という小説の背景について好き勝手語った本。といっても『運命』が靖難の変を扱っているのに対し、本書は主に同時代のティムール(及びイブン・ハルドゥーン)について語るので直接の関係は薄い。杉山氏は言うまでもなくモンゴル贔屓の学者なのでティムール万歳、洪武帝死ね、みたいなノリになります。ティムールがもう少し長生きしてたら明帝国はなかったのに残念、的な。本書を読んで興味を持ったので『運命』も読んでみました。漢文訓読文で現代人にはややとっつきにくいかもしれないが、青空文庫で無料なのでぜひ挑戦を。2015/03/08

宣和堂

1
登録忘れ。さして経歴的に変わるとも思えないティムールと朱元璋、朱棣を取り上げつつ、片方は手放しで誉めて片方は無条件で貶すといういつものパターン。杉山センセの中華滅殺モンゴルパンチは衰えることは無いのか…。ティムールとイブン・ハルドゥーンとの会見は面白かったモノの、エッセイ的な内容だし、杉山センセのこのノリを愛する人以外にはオススメはしないかなぁ…。2015/01/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9310602
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品