考古学が語るシルクロード史―中央アジアの文明・国家・文化

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  • サイズ B5判/ページ数 287p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784582441178
  • NDC分類 229.6
  • Cコード C0022

内容説明

コーカサスから中国・インドまで、壮大なシルクロードの成り立ちがすべてわかる!著者渾身の名著、日本で初めて紹介。わかりやすい地図・図版約300点を掲載。

目次

1 文明(中央アジア文明の起源;文化史的地域―中央アジア文明の基礎 ほか)
2 国家(中央アジアにおける初期のステートフッド(statehood、国家であることの地位)
国家形成のタイプ ほか)
3 精神文化(文字の文化―文明と国家の発展水準を決定する要素;世界宗教の東トルキスタンと極東への伝播における中央アジアの役割)
4 文化の移動(大シルクロード;中央アジアにおけるギリシア人Hellenesとヘレニズム文化Hellenistic Culture ほか)
付録 玄奘の中央アジア旅行経路

著者等紹介

ルトヴェラゼ,エドヴァルド[ルトヴェラゼ,エドヴァルド][Rtveladze,Edvard]
ウズベキスタン共和国科学アカデミー正会員

加藤九祚[カトウキュウゾウ]
1922年韓国生まれ。シベリアに4年8カ月抑留、復員後上智大学文学部ドイツ文学科卒業、平凡社勤務。上智短期大学助教授を経て、国立民族学博物館名誉教授、創価大学名誉教授。学術博士(大阪大学)。ロシア科学アカデミー名誉歴史学博士。第3回大佛次郎賞、南方熊楠賞、ウズベキスタン共和国友好勲章、日本国外務大臣表彰など多数受賞。1998年以降ウズベキスタンのテルメズで仏教遺跡の発掘に携わる。2001年より毎年1冊「アイハヌム(加藤九祚一人雑誌)」(東海大学出版会)を刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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びっぐすとん

1
図書館本。こちらも専門書だけど、緻密な研究にひきこまれた。さまざまな人種・言語・文字のるつぼだった中央アジア。印欧語系・チュルク語系・セム語系入り混じってて、ここを研究する研究者は一体何ヶ国語理解できればいいんだろう?日本語の葡萄って語もペルシア語からきてたなんて、シルクロードってすごい!三蔵法師のたどったルートの検証とかも興味深かった。余談だが「アルスラーン戦記」ってペルシアが舞台と思ってたけど、むしろタジキスタンとかウズベキスタンのほうが近いんだな。シルクロード、俄然興味が湧いてきた。2016/06/18

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