内容説明
大正6年の秋、諏訪湖に遊んだ若者は、この地を地溝盆地と看破、これを機に地塊構造の研究に本格的に取り組む。やがて、辻村の断層か、断層の辻村かと評される研究発表が続く。
目次
天竜川流域の地形
先志摩の海岸地形
日本の海岸地形に関する二三の問題
日本に於ける海岸地形の分布
断層崖及び断層線崖
西南日本中央線の地形的意義
瀬戸内海の地形成因論
丹那盆地
新期の運動による断層地形
日本に於ける断層地塊の地形学的研究
日本に於ける断層地形の研究―省察と予想
火山性構造盆地
日本の準平原問題
三段峡と八幡高原
我観フォッサ・マグナ



