内容説明
芸術と猥褻のあいだに花開いた西洋的ポルノグラフィーから、中国ポルノ、艶本、裁判・検閲、女子プロレス、フェチサイトまで、多様化する性的表象の現在に肉薄する。
目次
1 ポルノ的レトリックを考える(中国ポルノの修辞技法―唐代から明代の韻文文学を中心に;幻想の浪声―艶本・枕絵・CGアニメにみる“声”の効用 ほか)
2 検閲と猥褻裁判(荷風と「検閲」―老戯作者のストラテジー;「サド裁判」―『悪徳の栄え(続)ジュリエットの遍歴』は猥褻文書か?)
3 ピンク・アダルト・少年ポルノ(癒しとイヤラシのポルノグラフィー―代々木忠監督作品をめぐって;無常なものの映像―世紀末の「ピンク映画」について ほか)
4 変貌するメディアと風俗のなかで(ポルノグラフィックな戦闘服―日本の女子プロレスラーの身体;ネットの中のフェティシズム―端末化する身体と欲望 ほか)
著者等紹介
大浦康介[オオウラヤススケ]
1951年生。京都大学人文科学研究所教授。専門は文学理論・表象理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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