内容説明
カワイイ、タノシイ、オモシロイ、日本のお宝デザインどっさり。
目次
春(春よこい早くこい;春うらら花に酔う ほか)
夏(風光る夏の色;天地を結ぶ ほか)
秋(月を待つ;月を読む ほか)
冬(山眠る冬ごもり;松。誰を待つ? ほか)
著者等紹介
下中菜穂[シモナカナボ]
造形作家、東京造形大学講師。江戸時代の「もんきり遊び」を通して「かたち」に込められた祖先の暮らしぶりや精神を紹介。文様を暮らしの中で楽しむ文化を現代に蘇らせるべく、ワークショップや展覧会を国内外で開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
72
昔の文様のことを調べていて見つけた本。シンプルなデザインでかつ飽きが来ない文様の数々ちどりやひょうたん、まつ、つき文様と暦というのは深い間柄ということも知った。そして先人たちの洒落ごころにもうなってしまった。大型の本で読みやすい。型紙のページもあるのがうれしい。2016/11/12
たかこ
55
文様の本を続けて。こちらは、日本の四季を感じさせる構成。四季があるのは、衣替えとか大変だけど、その分だけ美しさが楽しめるということ。着物好きにはたまらない文様の本。もんきりあそび、楽しそう。ワークショップとかでやっても面白いかも!2023/12/14
♪みどりpiyopiyo♪
34
面白かった☆ 梅に桜、千鳥に鶴亀、日本の文様は自然を大切に感じられるデザインの宝庫。四季折々の、実に様々な文様の数々。鳩さん、稲妻、蝙蝠、お月様、なんてかわいいの♡ ■本の前半は季節毎の文様の紹介。添えられた言葉も趣深く クスッと楽しく。後半は切り紙で遊べる紋切りレシピ、型紙付き。■これ、平凡社なんだ! カワイイ、タノシイ、オモシロイ、日本のお宝デザインどっさりな、楽しいご本でした。この本 欲しいなぁ。■外国の人のお土産にも喜ばれそうだし、訳文が付いてたらいいね ( ' ᵕ ' ) (2010年)(→続2018/04/07
る*る*る
28
和菓子の菓子帖と同様に、紋帖を眺めるのが好き(*˘︶˘*).。.:*♡紋帖は、平安時代の貴族・武士が作ったもの、江戸時代の町民が洒落っ気で作ったものが一緒にならべてあるとのこと。誰か1人が考えたものではなく、大勢で長い時間をかけ作ってきた『かたち』✴︎美しい日本のかたちを、図書室から伝えるのが私の仕事(^-^)/毎月の掲示にも使いたい♬2015/10/09
spatz
24
季節によりそい、自然のいとなみを写してきた文様。「もんきりがた」紙を折りたたんで型紙にあわせて切り抜く。江戸時代に職人技術として発達。巻末に型紙がついていて、切り抜いてあそべます!2017/04/12